2016年1月24日日曜日

夢見る君へ

 初めての海外、目にしたものが全て新鮮でたまらない。
 帰国しても夢の中にいるかのよう。

 「いつか絶対あの国で暮らすんだ」

 そういう気持ちになった人は少なく無いだろう。

 でも多くの人は現実という壁に突き当たり、周囲を見渡して我に返る。
 あるいは、目標を現実に置き換えられるように、用意周到に努力を重ねる。

 そのどちらでもない人が時折いる。
 行けばなんとかなるだろう。誰かが助けてくれるハズ。自分はいつだって運がいい人間だ。
 そういう根拠の無い自信に満ち溢れた人。そして得てしてそういう人ほど無能だ。

 当然ながら、なんともならないわけで、そうなると今度は周りのせいにし始める。曰く人種差別だの、外国人差別だのと。

 現実をしっかり見なさい。
 ただ日本の大学を出たというだけの、専門性も身についていないような人間を誰が雇いたいというのか。まして言葉も出来ないのではお話にならない。

 手に職があっても、言葉がある程度分かっても、今度は「月給5万円以下でも働く出稼ぎ労働者」と職を奪い合うことになる。ローカルのようにオフィスで優雅にお茶でも飲みながら仕事?寝言もほどほどに。そんなものは10年早い。

 日本人は「よく働く」そして「何でも出来る」。それが逆にハードルを上げていることに気がつこう。つまり期待値が大きい分だけ、結果が伴わなかった時の相手の落胆も大きい、すなわち実際以上に評価を下げてしまうということだ。

 遊んで暮らすのと、働いて暮らすのとでは、同じ土地に居ても見え方は全然違う。
少なくとも働いて暮らすという現実の中においては、どんな土地にいてもその違いは殆どないだろう。

2016年1月21日木曜日

スーダン


 昨年11月に続いて2度目のアフリカ。スーダン出張を言い渡されたのは年が明けてすぐのことだった。

 いつも記事を担当するベテランのスーダン人が選ばれず、写真担当の自分だけが行くことになり、職場ではややバツの悪い思いをすることになる。
 とはいえ大臣の選択である以上誰も文句は言えない。
 当然ながら、写真を撮ることは期待されている仕事の一つでしかなく、実際にはあらゆる状況に対処するだけの能力を求められていることは行く前から承知していた。

 

 人生初のファーストクラスに乗り、給仕と2人で先行して現地入り。
 政府専用ターミナルで出迎えを受け、大使館の車でホテルまで。


 翌日、本隊が到着して仕事開始。
 訪問先へは現地の警護隊による白バイの先導付きで移動。途中全ての交差点は警察が通行規制。走行中に規制を無視して並走しようとした市民の乗る車を、リムジンが強引に幅寄せして止めさせたのが印象に残っている。

 



 仕事は滞り無く済んだ。
 同行したのは、給仕を除けば自分以外は全て要職に就く年配者ばかり。
 それでも数年ずっと同じ職場で仕事をしてきたから、どこか身近な雰囲気があって、それに随分助けられたように思う。

 

2016年1月10日日曜日

U-23 アジア選手権

 ドーハで12日から開催される「U-23アジア選手権」。これはリオ五輪の出場枠を賭けたアジア予選も兼ねている。

 先週から各国のメディア関係者も大勢ドーハ入りしているようで、街中でレンタカーを見かける頻度が増えたように感じる。
 正直言って、彼らの運転は恐い。なれない道路事情ももちろんだが、ゆっくり走ることが安全運転だと思い込んでいる節があり、非常の飛ばすカタル人たちの運転に慣れてしまった身には、リズムが合わずにイライラさせられる。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/japan/2016/u23_fixtures_results/index.html

 試合の方は、16:30始まりと19:30始まり(いずれもドーハ時間)の二試合。日本戦は全て前者が割り振られているが、これはスポンサーとなっている日本メディアの影響だろう。こちら時間で16:30は日本なら22:30。週末なら寝ずに観ようかという人も多いに違いない。
 残念ながらメジャーなスポーツは放映権という旨味から、メディアの言いなりになってしまっている部分が少なからずある。
 当地では日没は17:00。ちょうど礼拝の時間と被る。もちろんハーフタイムに済ませることは可能だが、当然混雑が予想される。気候の良い時期だから、午後の早い時間帯でも試合は出来るはず。もう少しなんとかならなかったのだろうか。